カシャリ(cashari)のリースバックの仕組みや注意点を徹底解説

「手元にあるモノを手放さずにお金に換えたい」──そんなニーズに応えるリースバックサービス業者のカシャリ(cashari)が注目を集めています。
しかし、リースバックという仕組みを正しく理解しないまま契約してしまうと、トータルコストが通常の買取よりも割高になるケースがありますので、今回はカシャリの特徴・審査の仕組み・リース料の構造・そして「ペイディApple専用現金化よりも損する場面」を具体的に解説し、賢く使うためのポイントを提示します。
Contents
カシャリ(cashari)のサービスについて

カシャリは、ガレージバンク株式会社が運営するスマートフォンアプリ完結型のリースバックサービスです。スマホ・パソコン・ブランド品・ゲーム機・車など幅広い動産を対象に、「写真を撮るだけで最短30秒で査定依頼が完了」し、自宅にいながら資金を調達できます。
リースバックとは何か
リースバック(Leaseback)とは、所有する資産を売却して現金を受け取り、その後リース料(賃借料)を支払いながら同じ資産を使い続ける契約のことです。不動産業界では「自宅を売却して家賃を払いながら住み続ける」形態として知られています。カシャリはこの手法を個人の動産(モノ)向けに展開した点が特徴です。
法的には「売買契約+賃貸借契約」の組み合わせであり、金銭消費貸借契約(いわゆる借金)には該当しません。そのため、消費者金融やカードローンとは異なり、信用情報機関への照会・登録とは別の審査プロセスが行われます。
質屋・消費者金融との違い
| サービス | 仕組み | 使用継続 | 信用情報 |
|---|---|---|---|
| カシャリ(リースバック) | 売却+リース契約 | ○(手元に残る) | 原則影響なし |
| 質屋 | 担保融資 | ×(預け入れ) | 影響なし |
| 消費者金融 | 金銭消費貸借 | 無関係 | 登録あり |
| フリマアプリ | 売却 | ×(手放す) | 影響なし |
カシャリ最大の利点は、「モノを手放さずに資金を調達できる」点に尽きます。フリーランスが仕事用のMacBookを手放さずに資金繰りをしたい場合や、ゲーム機を売りたくないが一時的にお金が必要な場合などに有効です。
カシャリの利用フローと審査の仕組み
それではカシャリの具体的な利用の流れと、気になる審査について説明します。
申し込みから入金までの流れ
ステップ1.査定依頼
まずはアプリをダウンロードし、ガイドに沿ってアイテムを撮影します。
ステップ2.査定結果の確認
査定が完了すると、アプリに通知が届きます。
以下の内容が提示されます。
- 買取額
- 月々のリース料
- 残存価格(契約満了時に買い戻す場合の金額)
提示された条件を確認し、納得できれば次のステップへ進みます。
ステップ3.リースバックのお申し込み
条件に同意したら「リースバックを申し込む」を選択します。
その際、リース料の支払い方法を登録します。
支払い方法は以下から選択可能です。
- クレジットカード決済
- GMOあおぞら銀行ウォレット決済
その他銀行振り込みなどには対応しておりませんのでご注意ください。
ステップ4.審査
初回利用時は本人確認書類の提出が必要です。
審査は原則24時間以内に行われます。
ステップ5.入金・契約開始
審査に通過すると契約が成立し、指定口座へ買取代金が振り込まれます。
条件によっては最短当日の入金となる場合もあります(※18時までの申込など条件あり)。
入金後はリース契約が有効となり、月々のリース料の支払いが開始します。
ステップ6.契約満了時の選択
契約期間満了時には、以下の選択が可能です。
- 残存価格を支払って買い戻す
- 契約を延長する
- アイテムを返却して終了する
審査で落ちる主な理由
カシャリの審査は信用情報ではなく「アイテムの価値」を主軸に行われますので、ペイディやクレジットカード等が発行できない方でも利用できるメリットがあります。
しかし、以下の場合は審査落ちとなる可能性がありますのでご注意ください。
- 本人確認書類が不鮮明・登録情報と一致しない
- 対象外カテゴリのアイテム(プリンター・スキャナーなど周辺機器、靴など一部カテゴリ)
- 偽物・模造品のアイテム(判明した場合は違約金が発生)
- 査定価値が基準に満たないアイテム(古すぎる・需要のない機種)
- 複数アカウントや不審な申請パターン
また、カシャリではApple製品(iPhone・Mac等)の審査がスムーズである一方、Android端末は審査に時間がかかる・通りにくいという声が複数の口コミで報告されています。これはApple製品の二次流通市場が安定しているためです。Android端末を主に使っている方は、審査に通らない可能性を考慮した上で利用を検討してください。
カシャリのリース料・コスト構造を理解する

カシャリは、所有しているアイテムを一度売却し、そのまま使い続けられる「リースバック」型のサービスです。そのため、通常の買取とは異なり、リース料と残存価格という2つの重要な要素があります。
リース料について
カシャリの標準契約期間は3ヶ月です。この為、3ヵ月間は毎月リース料を支払う必要があります。
このリース料は月額固定ですが、公式サイトでは具体的な金額や割合は明記されておりません。リース料は査定額やアイテムの状態によって個別に設定されるようです。
利用者等の情報では買取価格の5~7%や25%との情報もあります。
残存価格について
残存価格とは、契約満了時にアイテムを買い戻す場合に支払う金額です。
一般の場合の残存価格は将来の下取り価格を元に設定されますが、カシャリでも3か月後の契約満了後の価値を想定して設定していると記載されております。この為、現存価格が買取価格よりも高くなることはないと思われます。
実質コストの計算例
仮に買取代金30,000円・月額リース料5,000円・残存価格20,000円の場合を想定します。
| 選択肢 | 支払い総額 | 手元に残るもの |
|---|---|---|
| 買い戻す | 5,000円×3ヶ月 + 20,000円 = 35,000円 | アイテム+買取代金30,000円 |
| 手放す | 5,000円×3ヶ月 = 15,000円 | 買取代金30,000円のみ |
| 延長する | コストが積み重なる | 使い続けられるが総支払額増加 |
カシャリではペイディApple専用現金化よりも損する部分

カシャリを検討する際に最も重要な点が「ペイディApple専用現金化と比較した場合のコスト差」です。リースバックという仕組み上、カシャリは一般のペイディApple専用現金化と同じ尺度では比較できませんが、純粋に「受け取れるお金の多さ」という観点では、いくつかの場面でペイディApple専用現金化の方が有利になります。
査定額そのものが低い傾向がある
カシャリのビジネスモデルは「買い取ったアイテムをリース契約で貸し出す」ものです。運営側はリース料未払いや延滞リスク・管理コストを負担するため、査定額は市場相場よりも低めに設定される傾向があります。
口コミでは、買取相場の3分の2程度の査定額だったという報告や、買取率は60%~80%程度だったとあります。一方、当社レインボーでは最大90%以上の買取も可能なのです。
リース料を支払う分だけトータルコストが増える
さらにそこからリース料が発生しますし、また買い戻すにしろ、支払総額(リース料×月数+残存価格)は必ず最初の買取価格よりも高くなります。
リース初日からリース料が発生する点に注意
カシャリでは、リースバック契約が成立した時点から月額リース料の支払い義務が生じます。買取代金を受け取った翌日からリース料が引き落とされる構造のため、実質的に手元に残る金額は買取代金からリース料を差し引いた額と考えるのが現実的です。口コミには「契約初日からリース料を取られるため、実際手元に残るのは買取代金の3分の2程度」という指摘もあります。
カシャリ利用時の注意点

契約内容を必ず確認する
買取代金・月額リース料・残存価格・契約期間はアイテムごとに異なります。査定結果通知を受けた際は、3ヶ月間のトータルコストと、買い戻し費用の合計を計算してから承諾しましょう。
リース料の延滞・未払いはリスクになる
カシャリの利用規約上、リース料の支払いが滞った場合は延滞金が発生し、契約の継続が困難になります。支払いが難しい状況になった場合は、早めにカシャリのカスタマーサポートに連絡し、再契約・猶予の相談を行うことが重要です。
アイテムの状態・付属品を整えてから査定する
カシャリはアプリ上の写真情報をもとに査定額を算出するため、アイテムをきれいに清掃し、箱・充電器・付属ケーブルなど純正アクセサリが揃った状態で撮影することが査定額に直結します。特に電子機器は純正電源アダプタ・充電器の有無が確認される場合があります。
偽物・模造品は絶対に申請しない
ブランド品などを査定に出す際、偽物であることが検品で判明した場合は買取代金に違約金を加算した金額が請求されます。正規品かどうか確認できないアイテムは査定に出さないことが原則です。
おわりに
カシャリ(cashari)は、信用情報を傷つけずにモノを手放さずに資金を調達できるという、従来にはなかった手段を提供するサービスです。一方で、査定額の低さや初日からのリース料発生、買い戻しにかかるトータルコストなど、ペイディApple専用現金化や通常の買取サービスと比べても不利になる場面が明確に存在します。本当にカシャリを使う必要があるのかを冷静に判断することが、後悔のない利用につながります。




